創業計画策定

創業計画策定

創業計画書は、どんなご商売をどのように実現していくかを記載する夢の設計図です。 金融機関、家族など周囲の協力者にご商売の内容について説明したり 創業に向けた課題ややるべきことを明確にしたりするために必要です。 しっかり考えて作成しましょう。

  • どういう目的で、何をやりたいかをはっきりさせる必要があります。 「実現したいことをしっかり考え準備をしているか」等、創業への思いを記入しましょう。

  • この項目は、なぜ創業するのか、創業に向けてどのような経験を積んできたのか といった観点で、事業が成り立つ具体的かつ客観的な根拠をご自身の経験を踏まえて盛り込むと 説得力が高まります。

  • この項目はどんな商品を誰にどのように風に提供するのかを具体的に記入します。 「提供する商品が、本当に顧客に求められているものなのか」 「他店よりも良いものなのか」といった観点を入れるとよいでしょう。

  • 販売先や仕入先の予定がある場合はこちらに記入します。 販売先や仕入れ先とのご関係も簡単に記入してください。 飲食業など立地条件が重要な業種の場合は、その立地を選んだ理由についても触れると良いでしょう。

  • 創業にあたっては資金がいくら必要でそれをどう調達するかを検討しなければなりません。 これを資金計画といい、資金は、設備資金と運転資金に分けられます。 創業時は投資額が過大になりがちです。設備は複数の見積で比較しましょう。 また小さく産んで大きく育てるという発想に立ち、最初は最低限必要な設備のみにすることも検討するとよいでしょう。 運転資金は商品仕入れ、家賃、給料などの支払いに充てる資金です。 創業後、事業が軌道に乗り、黒字化するまでには、平均7ヶ月以上かかるという結果が出ています。 運転資金には十分余裕を持ち、ゆとりを持った計画を立てましょう。 資金をどのように調達するかを調達の方法に記入します。 まずは事業に投下する自己資金を記入します。自己資金とは法人の資本金やご自身で蓄積した資金など返済が不要なものです。 金融機関からの借入などで調達する場合は毎月の返済金額などを記入してください。 自己資金と借入金のバランスを考慮した資金計画を立てましょう。

  • 最後に収支計画を検討します。 売上高の算出方法は業種などによって異なります。例えば、飲食業などの業種では、客単価×客席数×回転数×営業日数 コンビニエンスストアなどの販売業では、1㎡当たりの売上高×売場面積 という考え方があります。 商品の材料を購入する費用を売上原価といいます。売上原価は業界平均などをもとに算出しましょう。 売上は多く、経費は少なくといった甘い予測になりがちです。 立地調査や市場調査などから多角的に検証することにより収支計画の客観性を高めていくことが大切です。

創業計画書をひととおり書いてみたら、その内容を身近な方に説明してみましょう。 うまく説明できなかった部分を書き直していくことで創業計画書の説得力が増していきます。 売上は多く、経費は少なくといった甘い予測になりがちです。

創業の手引、創業のポイント集

日本制作金融公庫ホームページには、創業の手引、創業のポイント集を掲載されています。(以下外部リンク)

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